終活について 其の弐 中高年はアイドル 毒蝮 きみまろ

中高年はアイドル

「中年と高年。普通、四五歳以上六五歳程度の人をいう。」(大辞林)

最近私も中高年の仲間入りをしたせいか、毒蝮三太夫さんの毒舌や綾小路きみまろさんの漫談を楽しむおばさま、おじさまの気持ちがわかって来ました…。
「おいババァ、まだ生きてんのか!」「あれから四〇年!」自虐的なギャグに腹をたてる事無く笑い転げるご婦人方を見ると本当にしなやかで強かで、チャーミングにさえ思えます。

老いや死はいくら逃げても追って来ます。それらに背を向け逃げる人生は疲れます。
それより、これらを正面から受け止めるように思考を変えた時から人は良い意味で「図太く」なれるのでしょう。老いや死をタブー視せずに笑い飛ばしてしまう事こそが、実は死や老いに打ち克つ事かもしれません。

時々「家族には迷惑を掛けたくない」という中高年の言葉を聞きます。そのお気持ちも理解できますが、迷惑を掛けたくないと言われた人(特に子どもなど)には、そんなに私の事を頼りなく思っていたのか…と思う人もいないとは限りません。
大切な事はタブー視せずに、残される家族と死について話し合うことです。

勿論これには前提があります。心身共に健康でなければこれらの話題は文字通り洒落になりません。ですから、元気なうちに周囲の人と(特に)死については語っておくべきなのです。(つづく)

終活

毒蝮 きみまろ

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